★公務員へ転職する3つの方法!
公務員試験FAQ(よくある質問とそれに対する回答)
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公務員試験よくある質問集[大卒編]
A.公務員試験は就職試験です。企業の就職試験にエントリーシート、筆記試験、人物試験があるように、公務員試験にもエントリーシート(願書、面接カードなど)、筆記試験、人物試験などがあります。なお、公務員試験と民間企業の違いは、公務員の筆記試験の難易度が民間企業の筆記試験に比べ高い点にあるといって良いでしょう。
A.基本的に公務員試験は受験料がかかりません。ただし、市川市のように受験料として受験生から1000円を徴収する自治体もあります。
A.筆記試験は日ごろの実力を発揮することが肝心です。日ごろから着慣れている服装で基本的にはかまいませんが、ジーンズ、ジャージなどという就職試験という観点からあまりにもラフすぎる服装は避けるようにしましょう。なお、警察官や警察事務を受験する場合は、リクルートスーツ着用を心掛けた方が良いでしょう。
A.公務員は多くの方が定年まで働き続けることを前提に就職します。そのため、職種・受験先は単に「受かりやすそう?」といった情報で決めるべきものではありません。また、本命の試験とあまりにもかけ離れた科目の学習負担が増すような受験は感心しません。このことを念頭において、無理のない受験計画を立てましょう。
A.択一試験には全職種共通の教養試験と職種別の専門試験があります。教養試験では、判断推理、数的推理から始めると良いでしょう。行政系の専門試験では、憲法と経済学から始めたら良いでしょう。
A.最低でも総学習時間1000時間を目安に1日の学習スケジュールを立てましょう。総学習時間には講義視聴を含めます。スタート時期が早ければ1日あたりの学習時間は短くなりますし、スタートが遅い場合はその分1日あたりの学習時間は多く取る必要があります。本試験日から逆算して大体の目途を立てると良いでしょう。
A.公務員試験では、現役大学生または既卒といった条件の違いによる有利不利はありません。現役大学生と働きながら受験する社会人という括りで考える場合は、総学習時間の差が結果に反映されやすいということはあるでしょうが・・・。
A.もちろん可能です。民間企業と公務員試験の併願作戦勝利のポイントは、公務員試験の教養試験対策で民間企業の筆記試験対策を代用すること、就活している周囲の動きに振り回されないこと、民間企業で無理して内定を獲得しようとせず就活が思うようにいかない場合には民間企業への見切りをつける心の準備をしておくこと、などが挙げられます。
A.最近、公務員受験予備校では「第1位合格」を売りにするところもあるようですが、公務員試験はあくまでも就職試験なので、昇進などは公務員になってからの努力、勤勉さが大きく影響します。とにかく最終合格して合格者名簿に名を連ねることが肝心です。
A.試験種や試験を実施する年度により異なりますが、教養択一試験で5~6割以上、専門択一試験で6~7割以上得点していれば、第一次試験を突破できるケースが多いでしょう。
A.論文や作文を苦手とする公務員受験生はかなり存在します。公務員試験で課される論文や作文は行政課題に関する行政の取り組みや公務員になるにあたっての本人の心構え問うものであり、択一試験と同じく事前に準備することが十分可能です。
A.面接試験で問われるのは、アルバイトの経験があるかないかやサークルに入っていたかどうかではなく、受験者が日々どんな意識を持って生活してきたかということです。日頃から,アルバイトやサークルに限定することなく,自分が打ち込める何らかの目標を持って生活するようにしましょう。
A.クレアールのOBには経済学部出身にもかかわらず、心理職公務員試験に合格し現在心理職公務員として働いている方もいらっしゃいます。絶対合格するという強い意思を持ってしっかり学習すれば合格も可能といえます。
A.公務員試験=数的処理=数学、このように考える人は多いようです。しかしながら、公務員の択一試験は知能分野および知識分野の総合試験です。弱い科目を他の科目でカバーできれば、数学が苦手でも合格できますので、安心して公務員を目指してください。
A.スバリ、影響しません。クレアールOB、OGには必ずしも大学を卒業していない合格者が数多くいます。実力勝負の一本道、それが公務員試験です。
A.社会人経験があり企業のストレスにも慣れている20歳代後半の受験者は、人間関係のストレスにもある程度の耐性があるため、採用する側からすると大変ありがたい存在であり、不利ということは決してありません。
A.仕事をしながら合格した方に共通しているのは、自己管理能力の高さです。自己実現のための心情管理・時間管理・環境管理ができる方が合格しています。
A.大卒程度という試験区分の意味は、問題のレベルが大卒程度ということであり、大学卒見込または大学卒を受験要件にしているものではありません。したがって、高校しか卒業していなくても受験はできます。なお、自治体の中には「大卒見込または大卒」を受験要件にしているところもあるので、必ず各自治体の受験案内で確認するようにしてください。
A.現在、国家公務員数は約30万人です。国家公務員には人事院が採用試験を実施する一般職と裁判所や防衛省が採用試験を実施する特別職があり、国家公務員といってもその職種と職員は様々です。人事院HPなどで採用情報をご確認ください。
A.地方の市役所などでは、筆記試験のボーダーを低めに設定する傾向があります。それは、確実に就職してくれる人に内定を出すためです。この観点からすると、自治体に縁もゆかりもない受験者よりも地元で生まれ育った人が有利と言えます。もっとも、地元出身者でないから合格できないということはありません。また、地元出身者だからといって単純にその自治体に貢献できる人という見方をするわけではないことも肝に銘じておきましょう。
A.過去、「北海道の自然が大好きです!」のフレーズを持って面接試験に臨んだ多くの受験生が撃沈しています。つまり、このような理由だけでは不十分というわけです。しかし、もしあなたが、鼻息が凍り付いて口を動かすことができない状態を体感していて、それでも北海道のため、道民のために一生を捧げたいと考えるのであれば、是非受験してみてください。
A.民間企業の就活においては、4年次に内定をもらえなかった場合、卒業せずに5年次に再度チャレンジするのがいつの間にか一般的になってしまいました。公務員受験では、そうしたことはありません。学費を考えたら卒業して受験勉強に専念したほうが良いでしょう。
A.この質問は、どのようなキャンパスライフを送りたいかで回答が変わってきます。たとえば、理系で3~4年次は実験等で多忙になるのであれば、1年生から始めるのが良いでしょう。大学1、2年生のうちは遊びたいのであれば、3年次から受験勉強に専念したら良いでしょう。
A.市役所や区役所に一度足を運んでみましょう。愛想の良い職員もいれば無愛想な職員もいることを発見するはずです。そんな様々なタイプの人間が集まっているのが公務員です。心配せずに、受験勉強を始めましょう。
A.公務員試験は勉強の好きな人物を採用するための試験ではありません。受験勉強は公務員になるための手段の一つとして割り切って取り組んでください。そうすれば自ずから道は開かれるものです。「初志貫徹!絶対あきらめないWe are!!」この強い意志を持ち続けることこそが合格の鍵といえるでしょう。
A.やっとの思いで就職したにも関わらず、1週間で退職したということが忍耐力の欠如と判断され、公務員の面接試験で不利に作用するのではないかという懸念からの質問と推察します。お気持ちは理解できますが、新たな人生のスタートを切るための退職です。自ら下した結論であれば、胸を張って退職理由を伝えるようにしましょう。
A.心理系に進学する大学生の就職先として地方公務員の心理職は人気がありますが、質問にあるように採用人数が少ないのが志望者にとっては辛いところです。とはいえ、行政職で受験するからには、幅広い行政の仕事に関わることを良く理解した上で受験することも大切になります。
A.数的処理が全然できないと口にする方の話をよくよく聞いていくと、すべて解けないのではなく、中には解ける問題があることも少なくありません。解ける問題の種類やタイプを一つずつ増やしていくことで少しずつ自信を持つことができるようになります。それぞれの分野・テーマの問題ごとに解法のパターンを理解・記憶していくようにしてください。そして,その解法を活用できるようにするために繰り返し訓練していくことが大変重要です。
A.社会人の方の中には、週末にまとめて勉強するしか学習時間が確保できない方もおられるでしょう。そうした方の場合は、お昼休みや通勤時間などを上手に使って毎日少しでも良いので、勉強する習慣をつけてほしいと思います。また、学生の場合は基本的に公務員試験の受験勉強は日々の宿題と同じだと理解して毎日勉強に取り組んでください。
A.総合職はほぼ間違いなく全国規模の転勤です。一方、一般職では人事権のある本局の管轄範囲によって、転勤の範囲が変わってきます。傾向としては、事務職系は異動の範囲はわりと狭いですが、技術職系は異動の範囲がおおむね広いです。事務系(行政系)の国家公務員で転勤が比較的少ないのはハローワークや法務局といった出先機関が該当します。但し、この場合でも狭いエリアの中ですが、異動は必ずありますので、ご注意ください。
公務員試験よくある質問集[公安編]
A.警察官採用試験を受験する必要があります。警察官採用試験は都道府県ごとに実施されます。
採用試験は年に複数回実施されることもあります。第一次試験は教養択一試験および論述試験が課され、警視庁では漢字の読み書きも出題されます。第一次試験合格者には、第二次試験として適性検査、人物試験、体力測定、身体検査などが課されます。
A.年度により異なる場合がありますが、警視庁警察官は年3回、神奈川県警察官は年2回採用試験を実施します。たとえ、1回目の採用試験で不合格になったとしても、受験要件を満たす限り同一年度内に何度でも受験することができます。
A.警視庁は東京都を、道府県警は各管轄地を管轄しているだけで同一同列の警察組織です。唯一の違いは、警視庁のトップである警視総監が内閣総理大臣の承認を得た上で就任するのに対し、道府県警のトップにはその必要がないということです。特に警視庁だから格が上などということはありません。
A.過去3年以内に重大な事件での交通違反での逮捕(たとえば酒気帯び運転など)がなければ、警察官採用試験で不利になることはありません。もし、交通違反歴が気になるのでしたら、一度、警察官の採用センターに問い合わせてみるのも良いでしょう。
A.一般的には、裸眼視力が両眼とも0.6以上、またはこれに満たない場合は裸眼視力がおおむね各0.1以上であって、矯正視力が各1.0以上であることを受験要件にしています。この条件を満たしているかどうかを判断基準として受験をご検討ください。
A.年度により異なる場合がありますが、警視庁女性警察官は年2回、他の道府県警察女性警察官は年1回採用試験を実施します。それらの採用試験において、教養択一試験は最低でも7割の正答率を目指して、受験勉強を始めてください。
A.柔道2段以上であれば、第一次試験に一定の加点を行います。加点措置を受けるためには、出願時に財団法人講道館の段位証書、財団法人講道館による証明書、または講道館館員証のいずれかの写しを提出することが必要となります。但し、全ての警察官試験で加点制度を採用しているわけではないので、警視庁および各道府県警に必ず確認するようにしてください。
A.面接試験で面接官がまず気にするのは、警察学校での団体・寮生活に適応できるか否かです。警察学校での団体・寮生活に適応できないと警察官にはなれません。運動部に所属していても、団体・寮生活が苦手な人は警察学校での団体生活が修羅場となる危険性があります。
A.30歳を超えてから採用された受講生は何人もいます。鍛錬さえ怠らなければ、体力面では20歳代と差はないはずです。また、昇進においても、努力する人が昇進できるのが警察官の組織ですから、本人の努力次第ということになるでしょう。
A.地域課巡査として、傷害事件や盗難事件の現行犯の逮捕や挙動不審者の職務質問などの実績を上げ、刑事課の刑事さんに顔を覚えてもらった後に、署長の推薦により『刑事養成講習』という選抜試験を受けます。選抜試験合格後看守として1年以上経験を積んでから、再度署長の推薦を受け、やっと刑事になることができます。
A.過去3年以内に重大な事件での逮捕・補導歴がなければほとんど問題になりません。高校時代不良として鳴らした人が警察官となって、非行少年の指導にあたっている事例も少なくないようです。
A.警察官が安心して働くができる環境を作ることや各種警察窓口を訪れた住民の方々の事務手続きを扱うことが主な業務です。具体的には一般的な会社の総務、経理事務、福利厚生、窓口対応などの業務に相当するといえます。皆さんが身近に感じる仕事ですと、遺失拾得物係や運転免許センター,車庫証明などの手続といえるでしょう。
公務員試験よくある質問集[社会人編]
A.平成23年度の例を申し上げると比較的競争率の低い特別区2級職が8.2倍、最も高い競争率は高崎市の192.8倍でした。一概に言えませんが、一般的に大卒程度試験より倍率は高くなることが多いといえます。
A.1年以上を受験要件とする関市から12年以上を受験要件とする国分寺市まで様々ですが、5年以上という自治体が多いようです。なお、受験要件に関しては、各自受験予定自治体宛に必ずご確認ください。
A.一概には言えませんが,一般的には60%程度の得点を取れるように準備を進める受験生が多いと思われます。ただし,一口に社会人経験者試験と言っても,倍率が10倍台~20倍前後の試験から,100倍を超える試験まで非常に多種多様なので,倍率が高い試験になればなるほど,どうしても択一試験の合格ラインは高めになるのは仕方のないところでしょう。経験者試験の第一次試験の合否は、多くの場合,択一試験+論文試験(課題式論文,経験者論文)で決定されます。したがって,まずは確実に5割以上得点できるようにし,そこから更に正答率の上積みを目指し学習すると良いでしょう。
A.職務経験において工夫したことや苦労した事柄をエピソードとして用いながら、自らの職務における成果や職務に対する姿勢を示し、それらを公務員の仕事にどのように活かすかをわかりやすく述べるのが評価の高い経験者論文です。エピソードには継続的な取り組みを取り上げると効果的です。
A.経験者採用試験の面接試験は、新卒時の面接試験ではなく転職時の面接試験をイメージしていただくと良いでしょう。社会人としてのマナーや一般常識は基本的なものとして、その上で熱意とわかりやすさをもって、職務経験や公務員になったら何がしたいかを伝えることが大切です。また、なぜ民間企業から公務員へ転職したいと考えるようになったのか、志望理由も必ず明確に述べられるように準備しておきましょう。
A.転職経験のある受験生でも合格しているので一概に不利とまでは言えないと思われます。しかし,あまりにも転職回数が多い場合,人間関係の形成上何か問題がないか,物事に対して飽きっぽくないか,公務員になってもまた辞めてしまわないか,といった不安を採用側が抱くことは否定できないでしょう。したがって,転職した理由をしっかりと説明できるようにしておくことが大切です。
A.たとえば、特別区2級職では、「アルバイト、パートタイマー等の非常勤の期間及び特別区職員としての職務経験を含みません」と明記されています。一般的に非正規職員の職務経歴はカウントされないことが多いので、受験予定先の採用試験案内を必ずご確認ください。
A.仕事を辞め、受験勉強に専念して合格している方はクレアールOB、OGに何人もいます。仕事を辞めて受験勉強に専念したからといって、それが採用において不利に働くことはありません。
但し、経験者試験の場合、採用側は現在社会人である方をある程度念頭においていることもあるので、退職する場合はその理由を明確に伝えられるようにしておく必要があります。
A.休職理由にもよりますが、場合によってはあまり具体的にしないほうが良いケースもあるといえます。もっとも、休職していたという事実は隠せませんから、その休職理由を「家族が病気になり介護のために退職したけれど今はすっかり元気になったので勤務に支障はない」などと伝えると良いでしょう。